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ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース エジプト編 第46話「DIOの世界 その2」 前編

 

花京院は言う!

DIOのスタンド能力を暴く方法を見つけた・・・と!

 

ジョセフと花京院は、それぞれのスタンドで建物から建物へと

まるでスパイダーマンのように街中を飛び回っていた。

 

 

花京院典明はハイエロファント・グリーンを見るといつも思い出す。

子供時代から誰とも打ち解けない花京院。

それはなぜなのか・・・

自身のスタンドが見えない者と真に打ち解けられるとは考えていなかったからだ。

 

だが、承太郎たちと出会い、初めての仲間が出来た。

短い間だったが同じ目的のため気持ちが通い合った真なる仲間。

 

花京院はハイエロファント・グリーンを見て考える。

 

こいつを昔のように誰にも気づかせなくしてやる。

そう。DIOの正体を暴き、倒すため完璧に気配を消してやろう!!

 

その頃承太郎とポルナレフも、ようやくDIOの足取りを掴んでいた。

前方を建物伝いに飛び回るジョセフと花京院。

 

そしてその二人を追うDIO!

 

前方にはジョセフと花京院しかいないことから、

DIOは承太郎たちが挟み撃ちにしようとしていることを察する。

 

それにしてDIOを包み込む金色のオーラ(((( ;゚д゚)))

 

まるでスーパーサイヤ人じゃないか!

 

「ふん無駄なことを!」

 

と、ビルからビルへ飛び移り、着地した瞬間だった!

DIO目掛けて放たれる花京院のエメラルドスプラッシュ!!

これを目前で全て弾き飛ばすDIO!!

 

衝撃で背後に飛ぶDIO。

再び何かに触れ、それと同時にハイエロファント・グリーンの攻撃がDIOを襲う!

 

動くごとに四方八方からハイエロファント・グリーンのエメラルドスプラッシュがDIO目掛けて飛んでくる!

 

「ハイエロファントの結界ッ・・・!」

 

しかしそれを全て弾き飛ばすDIO!

 

なんという反射神経!

 

しかし、弾いた弾丸がDIOの足をかすめ、傷を負わす。

ほんのカスリ傷程度でダメージとは呼べないかもしれないが、

当たりさえすればダメージは与えられるということ!

 

よくみたら肩にも貫通した跡が!

ただ、DIOは吸血鬼・・・恐らくその程度の傷では回復してしまうのだろう。

回復以上のダメージを回復速度よりも早く与える・・・

しかも謎のスタンド能力・・・

 

この圧倒的ラスボス感!絶望感!!

 

 

DIOは気づく。

自らの周りに張り巡らせられたワイヤーのようなハイエロファントの結界に!

 

「そうだ!触れれば発射されるハイエロファントの結界は、

 すでにお前の周り半径20m!!お前の動きもザ・ワールドの動きも

 手に取るように感知できる!!」

 

「ッハン」

 

「食らえDIO!!半径20m!エメラルドスプラッシュをッー!!」

 

四方八方からDIOに向け放たれるエメラルドスプラッシュ!

これはかわしようがない!

出さざるを得まい!スタンドを!

 

出してみろッDIO!スタンドを!

 

「ザ・ワールドッッ!!」

 

 

DIOにエメラルドスプラッシュが直撃した瞬間!!

なぜか吹き飛ばされる花京院!!

 

「花京院ーーー!!」

 

離れて見守っていたジョセフも思わず叫んでしまう!

 

 

凄まじい勢いで遠くの貯水タンクに激突する花京院!!

腹には風穴が・・・

 

何が起こったのかまるで理解できない花京院。

傷口をみて、初めて自分がやられてしまったことに気づく。

それほどに唐突すぎたッ・・・!

 

もはや体を動かすどころか、声も出せないほどの致命傷!

 

ふと目の前の時計塔を見上げ、時間を確認する。

 

5時15分・・・日本は今夜の12時ころか・・・

父さんと母さんは何をしているのだろう?

もう眠っているのだろうか?

心配かけてすみません・・・。

 

花京院典明が最期に思ったこと。

それは両親のことではなかった。

両親のことは深く思ってはいたが最期に浮かんだ奇妙な疑問の前に

両親たちへの思いは頭からふっとんだ。

 

ハイエロファントの結界は触れるものが手に取るように解る。

だが今、結界はDIOによって全部一度に同時に切断されている。

 

なぜ一本一本ではなく少しの時間差もなく、10000分の1秒の差もなく

半径20mの結界は同時に切断されたのか・・・?

 

なぜ・・・少しの時間差もなく・・・

なぜ・・・同時に・・・

なぜ・・・・・・

 

花京院は消え行く意識の中、考えていた。

 

 

「花京院!!・・・このままではマズイ!!」

 

ジョセフが助けに向かおうとすると、そこにはDIOの姿が!

宙に浮いていやがる(((( ;゚д゚)))

 

金色のオーラを身に纏い、ジョセフに言う。

 

「ジョセフ。次はお前だ。

 このジョナサンの肉体が完璧に馴染むには

 やはりジョースターの血が一番シックリ来るとは思わんか?」

 

「DIOォォッーーー!!」

 

 

なぜ少しの時間差もなく同時に・・・

時間差・・・時間・・・時間・・・?

 

時・・・!!

 

花京院は消え行く意識の中、DIOのスタンド能力の正体に気づいた!

なんとかその事実を伝えたい・・・!

しかし花京院の体はもう指一本動かす力も残っていない・・・!

 

後半へ続くッッ!

 

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