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アルスラーン戦記 第15章「シンドゥラの黒豹」

■アルスラーン戦記
第15章「シンドゥラの黒豹」

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シンドゥラの王位争いに協力する見返りにパルス軍にも協力するよう、

ラジェンドラに頼むアルスラーン。

 

ここにパルスとラジェンドラ軍の同盟が成立。

両軍は王都エクバターナを攻める前に、

まずはシンドゥラの国都ウライユールへ赴き、第一王子カーデービィを討つ!

 

 

進軍する中で、カーデービィの軍とぶつかるが、

パルス軍の圧倒的な武勇の前にカーデービィの軍は退却を余儀なくされる。

 

しかし、そんな活躍を見せるパルス軍にも、まだ見ぬ脅威が潜んでいることに

まだ彼らは気づいていない。

 

シンドゥラ国の世襲宰相マヘーンドラの部下・ジャスワントが、彼の命により

ラジェンドラの軍に極秘に忍び込んでいた。

 

 

・・・・・

・・・

 

パルス暦321年・・・

その年明けをアルスラーンはシンドゥラ国の西方の荒野で迎えていた。

 

儀式に加え、細やかながら宴を兵たちも楽しむのであった。

そんな折、ラジェンドラが祝いの席にやってきた。

なにやらアルスラーンに頼みがあるという。

 

ラジェンドラの頼みとは

パルス軍とラジェンドラの軍の二手に別れ、カーデービィの軍と戦うということ。

ラジェンドラの思惑は、主力をパルス軍に当てることで漁夫の利を得ようというもの。

 

アルスラーンはダリューン達にこのことを相談するが、

断るべきだと満場一致。

 

ただナルサスは、あえて要求をのむという。

信用できないからこそ、別行動をしたほうがいいという見解。

 

ただし、条件をそのままのむのではなく、

こちらからも条件を出すという。

 

 糧食・それを運搬する牛馬。

地図、信用のおける案内人。

これらを要求するようにナルサスはいう。

 

そして二日後・・・。

 

要求通りに物を揃えてもらい、案内役にジャスワントが名乗りを上げた。

ジャスワントはアルスラーンに跪き挨拶をする。

その時だった!

 

アルスラーンの足元に毒蛇の姿が!

とっさに剣を抜き、ヘビを両断するジャスワント!

アルスラーンは助けられた。

 

しかしギーヴは彼を信用していないようで、

背後から剣を投げ攻撃する!

 

二人は剣を交えるが、ギーヴの剣が弾かれてしまう!

ギーヴが剣技で負けるとは、相当な使い手・・・!

 

その後パルス軍は進軍し、グジャラート城塞前までやってきていた。

城を落とす方法はいくらでもあるが、時間をかけるわけにはいかないと、

ナルサスはまず使者をグジャラート城塞に送るという。

戦わずして通過できる可能性を探るという。

 

 

ギーヴとジャスワントは使者としてグジャラート城塞へ赴き、

そこで交渉をする。

 

もし黙って通過させてもらえるのであれば、

ラジェンドラ王子が王になった暁に何でも望みのままに叶えてやるという。

 

この申し出に、すぐには答えは出せないと城司であるゴーヴィンは言う。

ギーヴは一晩の猶予をあたえる。

 

その夜、ゴーヴィンと副城司ターラが今後の対応に悩む中、

ジャスワントが部屋を訪れた。

そこでマヘーンドラから受け取った署名を二人に見せると共に、

自身がマヘーンドラの部下だということを打ち明ける。

 

ジャスワントは自身に策があると二人をそそのかす。

 

 

開城を求める使者は囮。

本当の狙いは休戦の申し出に浮足立つ間に、グジャラート城を通過すること。

 

この狙いを考慮し、ジャスワントは軍の最後尾を行く糧食を運ぶ牛馬を狙うという。

食料がなくなれば、それ以上の進軍は厳しくなるというわけだ。

足止めという点でこれ以上の策はないだろう。

 

ジャスワントは機を伺い合図をするという。

その合図で待ち構えていたグジャラートの軍勢が襲い掛かるという算段だ。

 

しかし、この策はすでに筒抜けになっていた。

おそらくこうなるであろうとナルサスが読んでいたのだろう。

 

合図をしようとするジャスワントをギーヴが阻止!

いつまでも合図がないことに業を煮やしたグジャラートの一団は糧食の牛馬に襲い掛かる!!

 

しかしこれを読んでいたナルサス!

糧食の牛馬には予め弓兵を忍ばせていた!

 

完全に意表を突かれたグジャラートの一軍は壊滅的な打撃をこうむる!

激昂したゴーヴィンはアルスラーンを狙うが、これをダリューンが迎撃!

主を失ったグジャラートの兵たちは逃走をはじめた。

 

一方、ギーヴと戦うジャスワント!

最初に戦った時と違い、ギーヴが圧倒!

 

なんと最初に戦った時は手を抜いていただけだった!

ジャスワントは捕らえられてしまう。

 

夜が明け、ジャスワントの処罰を決するとき、

アルスラーンは彼に本当の父親がいないことを知り、自身と重ねてみてしまう。

 

結局アルスラーンは彼を自由にするよう命じ、ギーヴが縄を斬った。

ジャスワントはアルスラーンに一礼し、すぐにその場を去った。

 

その夜、ナルサスと話すダリューン。

アルスラーンはやはりアンドラゴラスの子ではないとの結論に至る二人。

そのことをアルスラーン自身もうすうす感じているという。

 

だが例え王家の血を引いていなくとも二人はアルスラーンに忠誠を誓い、

彼を王にするため尽力する事を誓うのであった。

 

 

一方国都ウライユールでも動きが・・・!

戦象部隊なる狂気の部隊を動かすつもりのようだ・・・!

 

 

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■アルスラーン戦記感想まとめ