■フランダースの犬
第28話「親切な貴婦人」
村に降り積もる雪。
辺り一面銀世界・・・
こんな中でもおじいさんは街まで牛乳を運ばないといけない。
おじいさんとネロはいつもより早起きをして
牛乳を運ぶ。
雪が降っていないのがせめてもの救いか。
おじいさん、ネロ、パトラッシュはなんとか牛乳を運ぶ。
しかし、雪道は厳しく・・・二人と一匹はかなり苦戦する。
村の子供たちにとっては雪は嬉しいものだが、
ネロたちにとっては辛いものでしかない。
雪合戦で遊ぶアンドレめオラ! ( °▽°)=◯)`ν°)・;'.、
いつしか雪が深いところに来てしまい、なかなか前に進めない。
ネロは前方の雪をかき、道を慣らす。
なんとか進みやすいところまで来たが、
荷車の車輪がはずれそうになっていることに気づくネロ。
どうやら車輪の止め木がどこかにいってしまったらしい。
ネロは近くに住むおじさんに枝をわけてもらい、車輪を修理する。
ほんとに頼もしい子だよ。
なんとか町までたどり着いたネロたちだったが、
そんなとき一台の馬車が!
ネロたちは急いで道の端へ荷車を移動させる。
しかし横におしたせいで、車輪の止め木がまた外れてしまった!
しかも馬車の野郎はあのクソハンス!!
なんてやろうだ!!
ネロはハンスを睨みつける!
そりゃ毎度嫌なことをやられてるからな!
集配所まで行けば何とか直せるが、集配所まではまだまだ距離がある。。。
牛乳を手で運ぶわけにもいかないし困ったものだ。
そんな中、またしても馬車がつっこんできた!
オッサンは早くどけとまくし立てるが、馬車の中から優しい貴婦人がおりてきて、
困ってるネロたちを助けてくれるというのだ。
牛乳を馬車に積み込み、ネロを案内役に馬車に乗せると、
集配所まで送ってくれた!
その後無事牛乳を届けたネロはお礼を言って別れる。
どうやらあの貴婦人は息子を亡くし、それを忘れるために旅行にきたようだ。
ネロに息子を重ねていたようだね。
その後荷車を修理するおじいさん。
ネロはアロアにお礼を言うために大聖堂に走った。
アロア曰く大聖堂のマリア様にお祈りすればアロアに気持ちが届くかもしれないと
そう言われたからだ。
ネロはマリアの絵にアロアへの気持ちを託す。
するとそこに、さっきの貴婦人がやってきた!
貴婦人はネロに美術館への案内をお願いする。
しかしネロは美術館に行ったことがないので案内できない。
そこにジョルジュとポールが通りがかり、案内してくれることに。
馬車に乗り込むジョルジョとポールははしゃぎまわる!
二人も美術館に誘われるが、大丈夫と断る二人。
結局貴婦人とネロとで美術館を堪能する。
数ある絵の中で、一つの絵に引きつけられるネロ。
ルーベンスという人が描いた絵・・・
大聖堂のマリア様の絵と同じ作者だと知るネロ。
ルーベンスはアントワークの街の出で、有名な画家だと貴婦人から説明をうける。
ネロは木夫人に、この絵とマリア様の絵とどちらが好きか聞かれると、
マリア様の絵だと答えた。
マリア様はまるで生きているようで、亡くなった母のように感じるという。
お母さんはネロが二つの時にしんじゃったらしい。
貴婦人はあの大聖堂にルーベンスの絵があと二枚あると教えてくれる。
そんなことを知らなかったネロは興味津々!
貴婦人は二年前に息子と見たという。
その日も今日のように雪の降る日だったようだ。
窓から外を眺め涙を流す貴婦人。
そこに貴婦人の付き人がやってきて、
外でおじいさんが待っていることを伝えに来たようだ。
ネロはおじいさんに教会に寄ってもいいか聞くが
おじいさんは大雪になる前に帰らないとと言う。
貴婦人はまた今度会った時にしましょうといい、
この日はお別れする事に(´・ω・`)
その夜、ネロはマリア様の絵を描いていた。
早速アロアから貰ったチョークを使った綺麗な絵だ。
そして眠りにつくネロ。
その夜、マリア様が夢の中でアロアと引き合わせてくれた。
雲の上ではしゃぐアロアとネロとパトラッシュ。
ネロ夢の中でも教会の絵をもの凄く楽しみにしている様子だった。
果たしてネロは再び貴婦人と会える日は来るのだろうか?