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【アニメ感想】アルスラーン戦記 第18章「ふたたび河をこえて 」

■アルスラーン戦記
第18章「ふたたび河をこえて 」

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カリカーラ二世はラジェンドラに語る。

兄ガーデーヴィを許してはくれぬか?・・・と。

これを快く受け入れ、命は奪わず、どこかの寺院に預けるというと。

 

カリカーラ二世は笑みを浮かべ、ラジェンドラを王として誇りに思いながら、

眼を閉じ永眠された。

 

カリカーラ二世の葬儀には数多くの国民が参列し、

別れを惜しんだ。

 

ラジェンドラもまた、王との別れを悼んでか、号泣する。

これを見たギーヴは演技というが、ナルサスはこれを否定する。

ナルサス曰く、ラジェンドラは生まれついての演技者だというのだ。

自分自身をも騙し切る事の出来る程の演技者・・・それは幸か不幸か・・・。

 

一方国都ウライユールの地下牢にはジャスワントが捕らえられていた。

これをアルスラーンの口利きで釈放する。

 

ジャスワントにこれからのことを問うと、どうするか悩んでいる様子だった。

ただ言える事は、ジャスワントに居場所はないということだ。

 

アルスラーンはジャスワントに自身の両親が本当の親ではない事を話す。

自身は本当の王族ではないかもしれない・・・

しかしそれでもダリューンやナルサスらは自分に付いて来てくれる。

アルスラーンはそんな彼らの想いに応えたいと思っていると話す。

その上でジャスワントに一緒に来ないかと誘う。

 

そんな時ラジェンドラが声をかけて来た。

どうやら今宵宴を開く故に国賓として出席してほしいというのだ。

前王が亡くなったというのに宴・・・?

 

なんと開かれたのはガーデーヴィの宴!

どうやらシンドゥラ国では王族を処刑する際に、酒と料理を存分に振舞うという。

つまりラジェンドラはガーデーヴィを許す気などさらさらないようだ。

 

ガーデーヴィはラジェンドラに跪き、命乞いをする。

しかしラジェンドラの心は揺るがない。

 

そこにやってきたアルスラーン。

ガーデーヴィの怒りの炎はアルスラーンに飛び火!

あいつが来てから全ては狂ったと、アルスラーンに襲い掛かる!

宴の席にいたダリューン達は距離がある!

 

ガーデーヴィは陶器を割り、その破片を片手にしている!

そんな時アルスラーンの危機を察してか、アズライールが空より襲い掛かり、

ガーデーヴィの目をくちばしで突いた!

 

苦しむガーデーヴィは捕らえられ、今度こそ処刑された。

切断された首は晒し者とされた・・・。

 

 

翌日、アルスラーンにラジェンドラが話しかけてきた。

ガーデーヴィのことなど、諸々感謝しているようで頭を下げて来た。

 

アルスラーンは明日にはパルスへ発つという。

いよいよルシタニアを追い出す時が来たというわけか。

 

ラジェンドラはルシタニアの軍師気取りで

パルスを潰す策を嬉々として語りだした。

 

隣国に使者を送り、そそのかし、パルスの国境を侵させる。

その隙にルシタニアは背後からアルスラーンを討つ・・・か。

 

確かにそれはナルサスも考えた可能性の1つだと言うが、

同時破る方法も7つほど浮かんだという。

 

ラジェンドラはその方法をしつこく聞こうとするが、

アルスラーン自身も、それについては知らされてないという。

 

 

話題は変わり、ラジェンドラはアルスラーンへの礼の話を始める。

領土は渡せないが、できうる限りの協力は惜しまないという。

 

そこでアルスラーンが提示したのは500ほどの兵を貸してほしいとのことだった。

しかし、これに異を唱えるラジェンドラ。

 

それでは少なすぎると3000もの兵を貸すと言い出してきた。

アルスラーンはラジェンドラの善意を受けることにする。

 

しかし、これには裏があった!

なんとラジェンドラは3000の兵を使い、内部から打ち崩す作戦を考えていたのだ!

なんという恥知らずな王だ!

ここまで尽力してくれたアルスラーンに牙を剥くというのか!

恩を仇で返すとは、まさにこのこと!

 

しかしこの話を密かに聞いているものが!

ジャスワント、その人である。

 

 

翌日、ウライユールを発ったアルスラーン一行。

今はまだラジェンドラから借りた3000の兵に動きはない。

将軍クンタヴァーが指揮し、統率された3000の兵。

 

 

本当に力になってくれるのであれば、これほど心強いものはないのだが・・・

 

その夜・・・

野営するアルスラーン一行。

ついに、ラジェンドラの兵が動き出す!

 

闇に乗じて混乱を誘う気か・・・

 

 

・・・・

・・

 

闇に潜むラジェンドラと、その兵たち!

野営に上がる火柱を遠くで見て、奇襲が成功したと思い込むラジェンドラ!

兵を連れて、一気に攻め込む!

 

しかしこれはナルサスの罠だった!

野営に着くと火はやぐらに焚かれていただけだった!

 

縛り上げられたクンタヴァー!

そしてダリューンの姿!

ようやくはめられた事に気づくラジェンドラだが、時すでに遅し!

一気にテントから出てくる兵に囲まれ、森に潜ませていた弓兵からは矢の嵐。

 

ラジェンドラも強者どもに囲まれ、ついに観念して武器を捨てた。

しかしそう見せかけておいて、ターバンに忍ばせていた

小刀をアルスラーン目がけて投げる!

 

あわやというところを救ったのはジャスワントだった!

どうやら彼の密告でナルサスも確信を持てたという。

 

・・・・・

・・・

 

 

ラジェンドラは縄で縛られ、アルスラーンの眼前に連れてこられる。

アルスラーンはラジェンドラを処刑はせず、このままパルスに連れ帰るという。

そして2年の滞在を命じた。

 

さらには近隣諸国のチュルクとトゥラーンに親書を送るという。

これに焦ったラジェンドラ。

チュルクは以前よりシンドゥラの領土を狙っているという。

王不在と知り、攻め込まれでもしたらひとたまりもないだろう。

 

そこでアルスラーンはラジェンドラに不可侵条約を結ぶように言う。

今後3年間はパルスに手出ししない事を誓わせる。

 

ラジェンドラはしぶしぶこれを了承。

不可侵条約にサインした。

 

そして、日が昇るころ、ラジェンドラは大軍を引き連れ、

ウライユールに引き上げていった。

 

 

アルフリードはナルサスになぜもっと長い期間不可侵条約をむすばなかったのか問う。

ナルサス曰く、あの横着者が我慢できるのは3年が限界だろうという。

少なくとも3年の間は攻めてくることはない・・・

つまりそれまでにルシタニアを追い払い、

王都エクバターナを奪還し無ければならない。

 

 

アルスラーンはどうしてもラジェンドラを憎むことが出来ないでいた。

そんな自分を甘いかとダリューンに問う。

ダリューンはアンドラゴラス王なら許さないだろうが、

アルスラーンはアルスラーンの考えでいいという。

 

不可侵条約もあることだし、しばらくは大丈夫だろうとエラムも言う。

 

そこに現れたジャスワント。

ジャスワントはもし今後パルスとシンドゥラが戦うことになれば

シンドゥラ側につくと言い出す。

 

しかしそれまでは、アルスラーンに忠誠を誓うと跪く。

こうして新たな仲間を加え、いよいよ王都エクバターナへ向かう!

 

 

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■アルスラーン戦記感想まとめ