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【アニメ感想】アルスラーン戦記 第19章「冬の終り」

■アルスラーン戦記
第19章「冬の終り」

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ギスカールよりボダン率いる聖騎士団がザーブル城を

占拠したことを伝えられるヒルメス。

 

ボダンは先だって要求を突き付けて来たというのだ。

1つ、アンドラゴラスとタハミーネの処刑。

1つ、イノケンティス七世に対し、

神への懺悔と一生戒律を破らないと誓約させること。

 

ギスカールにこの要求を飲む気はさらさらなく、

ヒルメスにボダン討伐とザーブル城奪還を頼む。

 

ヒルメスは答えを悩んでいた。

ボダンの聖騎士団3万の兵力は決して侮れない。

仮にヒルメスが戦いを挑んだとして、ただでは済まない。

 

ギスカールはあわよくば共倒れを期待するだろう。

しかし、ヒルメスの配下であるサームは受けるべきだと助言する。

討伐の名分でルシタニアの金を使って武器も兵も集められるというのだ。

 

ヒルメスの説得に一理あるというが、まだ悩むヒルメス。

負けた時の心配をしているようだ。

 

これに対しサームはヒルメスに物申す。

ボダン倒せずしてパルス復興はありえないという。

情けないことを言わないでくれという。

 

ヒルメスもこれは「確かにその通りだ」と納得。

サームに助言を感謝するヒルメス。

ヒルメスはサームを臣下に迎えてよかったと話す。

 

 

その夜・・・

サームは地下牢に向かった。

アンドラゴラスに会うためだ。

 

牢の前で見張りをする兵は、何人たりとも近づくなというが、

金を渡したら簡単に中に入れた。

 

ちょろすぎるだろwww 

しかも牢の番がたった一人とか・・・不用心すぎる・・・。

 

サームは牢に入るとアンドラゴラスに17年前の一件の真相を聞き出そうとする。

オソロエス王を暗さつしたのか?ヒルメス王子を焼きころそうとしたのか?

 

今更それを聞いてどうする?とアンドラゴラスは言う。

戦いしか知らぬ自分が名誉ある地位をも与えてもらい、王家に大変な恩があると

サームは語る。

パルスに愛着もある。故に自身の迷妄を覚まして頂きたいと伺った次第と答える。

 

「おまえは地獄の深淵に立つ覚悟があって聞いているのか?」

 

と不気味に笑って言うアンドラゴラス。

アンドラゴラスは続ける。

 

「私は予言に従ったまでだ」

 

パルス王家の歴史は遥か昔より血と嘘とで塗り固められていると語るアンドラゴラス。

サームには「お前如きがそれを知ってどうする?」と威圧し、

それ以上聞ける雰囲気ではなくなってしまう。

 

高笑いするアンドラゴラス。

 

 

・・・・・

・・

 

ヒルメスはギスカールに進軍することを伝える。

武器や食料は十分に用意してもらうことを約束させ、

進軍はパルス兵のみで向かうという。

 

ギスカールはヒルメスに任せるという。

 

 

・・・・

・・・・・・

 

サームは難攻不落に見えるザーブル城にも弱点がいくつかあると話す。

以前に数度、訪れて内部を見て回ったことがあるという。

実に心強い。

 

決して負けられない戦・・・!

十分に準備をして挑む!

 

ヘルメスはいずれルシタニアをパルスから追い出し、国王として即位し、

アンドラゴラスとアルスラーンの首を城門に晒してやると語る。

 

 

3月1日・・・

ヒルメス率いるザーブル城討伐対はパルス兵のみで編成され、

その数は三万を超えていた。

 

 

ザーブル城に向かう途中、近くの村民にとある情報を聞く。

話によれば聖騎士団崩れの山賊が暴れていた所に旅人が現れ

山賊を一網打尽にしたらしい。

 

一人で15人をも倒す凄腕というその旅人。

片目の大男という特徴を聞くとサームは心当たりがあると、その男に会いに行く。

 

近くの洞穴に身を寄せていたその男は、パルスの万騎長クバードだった。

サームはクバードを仲間に引き入れようとする。

 

 

・・・・・

・・・

 

ザーブル城に到着した討伐対。

この城は岩山の上にあり、かなり堅固な城に見える。

あの断崖絶壁を登る事は不可能だろう。

つまり奇襲は出来ない。

 

ヒルメスは初めから持久戦を望んではいなかった。

イアルダボート教の旗を燃やす討伐対w

 

これに激怒したボダンww

あほみたいに城から兵が出て来たwww

 

こいつらアホかww

 

 

結局ザンデ、サーム、助っ人のクバードの活躍で敵を追いつめる!

ヒルメスも前線で戦い、サームを救う場面も。

 

日が沈む頃、ルシタニア兵はパルス軍に敗退した。

だが、まだ決着はついていない。

奴らは叶わないと見て、城に立てこもったのだ。

 

結局2000程度の兵を倒しただけで、ひとまず戦いは 区切りを見せた。

 

クバードに礼を言うヒルメス。

引き続き城を落とす手伝いを頼むというヒルメスに一つ質問があるという。

 

「あなたが王位を求める理由はなんです?」

 

 ザンデは無礼者!と怒るが、これを止めるヒルメス。

 

「王国に安寧をもたらす為に奪われた玉座を取り戻す。それだけだ」

 

と答えた。

 

「奪われたのはルシタニアにですか?それとも・・・」

 

とクバードが言いかけると、ザンデが、

 

「いいかげんにしろ!!!」 

 

と武器を振り上げ、割って入る。

サームはザンデをなだめつつ、クバードにいい加減にしろと言うと、

クバードはもう行くと言い出した。

 

せっかく自由の身になったんだから、もう少しこの自由を満喫したいというのだ。

だが、本心はヒルメスが国を取り戻した後のパルス王家による、血で血を洗う

争いに巻き込まれたくないからだとクバードはサームにだけ言う。

 

クバードはアルスラーン王子の心配をすると、

サームからダリューンとナルサスがついている事を聞く。

 

サームは自分だけでもヒルメス王子についてやらねば、不公平と考えているようだ。

もちろん忠誠は誓っているとは思うが・・・。

 

はたしてクバードは何を思い、何処に向かうのか。

 

一方ペシャワール城塞では、アルスラーンは王太子の名において、

二つの歴史上重大な布告をしていた。

 

1つはルシタニア追討令。

ルシタニア人を追い払うために全てのパルス人は

ペシャワール城塞に集まるようにとのことのようだ。

 

そしてもう一つが奴隷制度廃止令だ。

アルスラーンが国王に即位したとき、保有する奴隷を全て解放し、

人身売買を禁止する内容となっている。

 

この二つにサインをするアルスラーン。

 

これがその後に解放王アルスラーンと言わしめる事となる。

 

 

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