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【アニメ感想】アルスラーン戦記 第17章「神前決闘」

■アルスラーン戦記
第17章「神前決闘」

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ラジェンドラは恥を忍んでダリューンに神前決闘の代理人を頼む。

しかし、ダリューンはこの願いを聞き届けることはなかった。

 

あくまでも自分はアルスラーンの臣下であり、

アルスラーンより命令が無い限り、ラジェンドラの願いを聞く所以はない。

 

ラジェンドラは今度はアルスラーンに頭を下げ協力を願う。

人のいいアルスラーンは、それで国のいざこざが収まるというのならと、

ダリューンに神前決闘に出るよう頼む。

 

ダリューンはこれを快く引き受けた。

 

 

この事はガーデーヴィにいち早く伝えられた。

黒衣の騎士ダリューンの力はシンドゥラ国にも伝わっており、

ガーデーヴィは焦った。

 

その結果、マヘーンドラにバハードゥルを代理人として戦わせると言い出す。

その男は牢に繋がれし野獣らしい・・・。

 

マヘーンドラはガーデーヴィを止めるが聞く耳を持たない。

 

 

そして神前決闘の日・・・

シンドゥラ国へとやってきたアルスラーン達。

どうも国民からは歓迎されていない様子だ。

 

 

そして神前決闘の時は近づいていた。

円形の闘技場・・・

戦いの結果を見届けるべく、ラジェンドラの部下、ガーデーヴィの部下共々

観覧席を埋め尽くしている。

 

アルスラーンたちは客人として闘技場正面の席に招待されていた。

そこでラジェンドラと握手を交わし、シンドゥラ国・国王カリカーラ二世とも

軽く会釈をする。

 

闘技場の周りは穴となっており、そこに向かって火が放たれた。

つまりこの戦いに、逃げはないということか。

 

どちらかの命が無くなるまで戦いは続く・・・

アルスラーンの顔に不安がよぎる。

 

カリカーラ二世の両隣にガーデーヴィとラジェンドラが着席し、

いよいよ神前決闘が始まろうとしていた!

 

別々の入り口より両王子の代理人が入場する。

ダリューンは片手に剣、もう一方に盾を構え入場。

 

一方のガーデーヴィの代理人・バハードゥルは

信じられない巨体・・・ゆうに3m以上はあろうかという化け物・・・!

場内が震えるほどの雄叫びを上げ入場してきた。

 

獲物は両刃の斧・・・これまたデカい!!

 

 

両者は闘技場中央まで渡る板の上を進む。

 

バハードゥル登場にラジェンドラも驚いたが、

それ以上にアルスラーンは驚いた。

そして驚きを越える不安がアルスラーンを包み込む。

 

一方では余裕の笑みを浮かべるガーデーヴィ。

 

エラムは不安そうなアルスラーンを励ます。

天下無双のダリューンが負けるはずがない!・・・と。

 

 

マヘーンドラが神前決闘の宣誓をし、いよいよ戦いが始まる!

 

先に仕掛けたのはバハードゥルだった!

巨大な斧を引きずり、ダリューン目がけて突進する!

その巨躯に似合わぬ素早い動き!

 

ダリューンはこの体当たりを盾でガードするも、リングの端まで押されてしまう!

さらにバハードゥルの猛攻は続く!

 

凄まじい斧の連撃にダリューンの盾が弾かれ、飛ばされてしまう!

もはや人の力ではない・・・!

 

 

盾を失ったダリューンだったが、奴の攻撃を上手く剣でいなし、

逆にヤツの胸を斬りつける!

 

しかし、浅かったのか、バハードゥルは余裕の笑みを浮かべる!

再びバハードゥルの猛攻が続く!

ダリューンは逃げるので精一杯というところか。

 

2人の戦いぶりをみて、ギーヴも、ファランギースも

バハードゥルを人ではないという。

 

アルスラーンの不安は増すばかりで息が荒くなる!

ファランギースは察したのか、アルスラーンの肩に手を置いて安心させる。

 

しかし闘技場での状況は時間が経つごとに悪くなっていく!

咄嗟に剣の腹で斧の斬撃を受けたダリューン!

体勢を変える間もなく、連撃を喰らい、ついには剣が折れてしまう!

 

さらによろめいたダリューンに強烈な一撃!

兜が吹き飛ぶ!

かなり強烈な一撃だったようで、ダリューンはよろめく!

劣勢なダリューンに、流石に仲間たちも不安がよぎり始める!

 

ダリューンは折れた剣をバハードゥルの脇に突き刺すも、

やはりダメージはさほどない! 

 

そしてバハードゥルの強烈な蹴りがダリューンにヒット!

ふっとばされてリングの端まで飛ばされる!

 

「ダリューーーーン!!」

 

アルスラーンの叫びが場内に響き渡る!

 

ラジェンドラが言うにはバハードゥルは痛覚がないらしい。

いくら攻撃しても平気なわけだ・・・!

 

これを知ったアルスラーンは珍しく激昂する。

はじめからすべて知った上でダリューンを戦わせたのか!?と詰め寄り、

もしダリューンに何かあれば、

パルスの名においてラジェンドラとバハードゥルの首を城門にかけてやる!と脅した。

 

これをみてカリカーラ二世はアルスラーンを落ち着かせる。

あくまでもガーデーヴィがバハードゥルを出したのは、

ラジェンドラがダリューンを出したからと説明。

 

ラジェンドラも、この事態は想定していなかったというのは本当のようだ。

 

"仲間を信じよ"

というカリカーラの言葉に落ち着きを取り戻すアルスラーン。

 

しかし状況は変わらない!

再び追いつめられるダリューン。

 

しかしナルサスは「そろそろ終わりです」と笑みを浮かべた。

 

リングの端まで追い詰められたダリューンは、

背後で燃えさかる炎にわざとマントを突っ込んだ!

 

「いまだッ!!」

 

ナルサスの叫びに合わせるかのように

燃えるマントをバハードゥルの頭に巻きつけると、苦しみだした!

痛みを感じない化け物といえど、炎には弱いようだ!

 

しかし、それでも攻撃をやめないバハードゥル!

だが動きは格段に鈍ったほか、斧を手放したことは大きい!

 

ダリューンはバハードゥルの腕を掴むと、隠し持っていた短剣を、

バハードゥルの喉に突き立てた!

 

これにはいかに化け物といえどひとたまりもない!

崩れ落ちるバハードゥル!

 

勝者ダリューン!!

 

カリカーラはラジェンドラを次期国王として宣言!

沸くラジェンドラの部下たち!

 

しかしこれを良しとしないカーデーヴィ!

ついには父である王に剣を向ける!

王位を譲れと脅し始めた!

 

すぐにラジェンドラも剣を抜き王を庇う!

ガーデーヴィは親衛隊を呼びつけると、闘技場内は

ガーデーヴィ派とラジェンドラ派の争いに発展!

 

それぞれの兵たちが争いだした!

 

アルスラーン達は巻き込まれまいと裏から脱出しようとするが、

すぐに囲まれてしまう!

なんとか個々ではこれに対応できるアルスラーン一行だが、

皆手一杯でアルスラーンの守りが手薄に!

 

そこに襲い掛かるガーデーヴィ兵!

 

「殿下ァァ!!」

 

ダリューンの声が響き渡る!

 

 

やられる!!

そう思った瞬間、助けに入ったのはジャスワントだった!

アルスラーンを連れ逃げるジャスワント。

 

そんな折、 マヘーンドラがガーデーヴィに敗北を提言。

しかしこれを認めないガーデーヴィはマヘーンドラを手にかけてしまう!

これにより、ガーデーヴィ、ラジェンドラの両兵は動きを止める。

 

マヘーンドラはどちらの兵にとっても信頼できる人物だったようだ。

 

そして決め手はダリューンの言葉だった。

神聖な戦いにおいて、異を唱える者は俺と戦え!

そう叫ぶと、ショラ・セーナリーと合唱が始まった!

ショラ・セーナリーの意味は猛虎将軍!

 

皆、ダリューンの力を認めているようだ。

 

ラジェンドラは王として、ガーデーヴィに裁きを下し、罪人としてひっ捕らえた。

また、斬りつけられたマヘーンドラは最期にジャスワントに

なにもしてやれなかったことを謝り、お前は道を違えないようにと言い残し

逝った・・・

 

 

■前回

 

■次回

 

 

■アルスラーン戦記感想まとめ