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アルスラーン戦記 第16章「落日悲歌」

■アルスラーン戦記
第16章「落日悲歌」

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グジャラート城塞に居を構えるパルス軍。

そんな折、エラムからガーデービィ軍の戦象部隊が動き出した事が伝えられる。

あのアンドラゴラス王ですら正面からの戦いを避けた戦象部隊・・・

 

さらにエラムが付け加える。

ラジェンドラの部隊がガーデービィの軍の背後にまわったと。

 

どうやらナルサスが考えていた事態のうち、

もっともバカバカしい結果になってしまったようだ。

 

ガーデービィの戦力は戦象部隊を含め15万。

それに引き替えラジェンドラの部隊はわずか5万の戦力。

これにパルス軍の1万を咥えて6万・・・。

 

その戦力差、2倍以上・・・!

果たしてこの戦況をひっくり返せるのだろうか。

 

 

 ナルサスは戦略を説明する。

ガーデービィの軍を挟みこむように

パルス1万とラジェンドラ5万で挟み撃ちにする。

 

本来挟み撃ちは有効な手段ではあるが、

戦力差がここまである以上その優位性は意味をなさないだろうとナルサス。

 

例えば2万の兵をパルス軍に当て、足止めをし、

一方では13万の兵でラジェンドラを叩く。

そうなればパルスの敗北は必至。

 

一体どうすれば・・・

 

 

一方ガーデービィの陣営で、いざこざが発生。

戻ってきたジャスワントに怒りを露わにするガーデービィ。

首をはねようとするガーデービィの間にマヘーンドラが入り、なんとか許しを請う。

 

マヘーンドラに免じて今一度チャンスを貰うジャスワント。

しかし次はないと釘を刺してきた。

この王子は臣下に対して慈悲の心が無さすぎる。

これでは臣下の心を掴めないと心配するマヘーンドラ。

 

 

・・・・

・・・

 

どうやらナルサスの読み通り、ガーデーヴィは軍を二つに分けたようだ。

一方をパルスの方へ差し向け、足止めをするつもりだ。

 

ダリューンはラジェンドラとガーデーヴィの争いを

アルスラーンとヒルメスに重ねてみていた。

いずれ二人がぶつかることは必至・・・。

その時、アルスラーンの真価が再び問われることになるだろうとナルサス。

 

そして決戦の時はきた。

 

 

チャンディガルの野・・・

そこが戦の舞台。

 

川が点在する巨大な荒野。

 

展開するラジェンドラ軍とガーデーヴィ軍。

戦いの幕は切って落とされた!

 

ガーデーヴィ軍の騎兵に対し、ラジェンドラ軍は歩兵で挑む!

ぶつかり合う二つの部隊!

 

数で上回るガーデーヴィ軍だったが、ラジェンドラ軍に攻め入るにあたって、

川を渡らねばならず、数の利を生かせないでいた。

 

これもまたナルサスの知略と言える。

 

これに対しガーデーヴィは戦象部隊を前線に出すように指示を出す。

戦象部隊が一同に動きだし、その地鳴りは凄まじいものになる。

 

一体でも巨体なのに、それが群れを成して襲ってくるのは脅威以外の何物でもない。

 戦象は薬で興奮させられており、この冬の寒さでも動きが鈍ることはない。

薙ぎ払われるラジェンドラ兵。

 

象相手に矢はまるで意味をなさない!

このままでは殲滅させられるのも時間の問題か・・・。

ラジェンドラはパルスの騎兵を頼りにするが、そのパルスの軍は

グジャラート城塞にて足止めを喰らっていた。

 

これでは合流は厳しい・・・!

 

気づけば、ラジェンドラの騎馬隊は壊滅。

後続部隊も同じく壊滅・・・もはやこれまでか。

 

そう思っていた時だった!

なんとグジャラート城塞で足止めを受けていたパルス軍が現れたのだ。

どうやらグジャラート城塞の屋上に見えていたパルス兵の姿は数人を除き、

全てが張りぼてだったのだ!

 

これで逆にガーデービィの兵を数万足止めすることが出来た!

 

パルスの騎馬隊はダリューンに続き戦象部隊に突っ込んでいく!

いかにダリューンと言えど正面から戦っては勝ち目が・・・!

と思っていると、騎馬隊は方向転換。

どこかに戦象部隊を誘導しているようだ!

 

これに気づいたジャスワント。

すぐにガーデーヴィに忠告するが、まるで聞く耳をもたない!

自らも象に乗って進軍する!

 

しかし時すでに遅し。

罠だと気づいた時には象は興奮して止められない!

巨大な矢を放つ兵器に狙い撃ちされ、次々と倒れる戦象部隊!

矢には毒が塗ってあり、戦象部隊は一気に壊滅!

 

ガーデーヴィはなんとか矢の射程外で止まったおかげで難を逃れるが、

ダリューンが襲い掛かる!

 

馬から飛び上がり、ガーデーヴィの象の上に飛び乗るダリューン!

槍に覚えありといってたガーデーヴィをあっさり追いつめる!

しかしこれをジャスワントが救い、ガーデーヴィ軍は撤退を余儀なくされた。

逃がすまいとジャスワントを狙うファランギースを止めるアルスラーン。

これで彼を救うのは二度目だ。

 

 

こうしてチャンディガルの野の戦いを制したパルス連合軍。

この戦は後の世に語り継がれることとなる。

 

一方ガーデーヴィは逃げ帰ったジャスワントを責めたてていた。

自身の命を救ってくれたにも拘らずこの態度。

 

もはやマヘーンドラも愛想をつき始めていた。

 

そんな折、病床の王であるカリカーラ二世が目を覚ました。

王はガーデーヴィとラジェンドラの醜い王位争いを知り、

神前決闘で王位継承者を決めると言い出す。

 

その話はラジェンドラに伝わり、それがアルスラーン達にも伝わった。

神前決闘とは武器を手に1対1で戦い、

勝者が神々の名において正義と処すというもので、

この戦いは代理人でもいいらしく、

ラジェンドラはその代理人にダリューンを指名した!

 

果たしてアルスラーンはどういう決断をするのか・・・

 

 

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■アルスラーン戦記感想まとめ