■俺物語!!
第23話「うちの春休み」
大和を別の男が凛子と呼んでいた・・・。
自分でさえまだ名前で呼んだことがないというのに・・・。
猛男はショックを隠しきれずにいた。
砂は「お前も名前で呼べばいいじゃん」と、アドバイスをするものの、
それができるのであれば、とうにしているといった感じか。
確かに名前で呼ぶのはこっ恥ずかしいのはわからんでもない。
一方、一之瀬は変わりつつあった。
店ではイケメンだけど女性店員から敬遠されがちだったのが、
女性陣にケーキを振舞うなど、優しい一面を見せ始めていた。
まぁヤツにとっては大和とそれ以外って感じなんだろうけど、
店長もこの変わりようにいたく感心していた。
その後、バイトを終えた大和は、店で振舞われたアイスケーキを
猛男と砂に持ってきてくれた。
大和の楽しそうな笑顔を見て、己の小ささを悔い改める猛男。
素直に喜ぼうと心に決め、笑顔でそれを受け取った。
しかし、時間が経てば経つほどに、一之瀬の想いは膨れ上がり、
一方の猛男は落ち込む一方だ。
猛男は今まで大和が近すぎて考えもしなかったようだが、
誰かが大和を好きになる可能性だって十分にあるのだ。
砂は落ち込む猛男を励ますべく、
「一週間そこそこで好きになる人なんていないでしょ。大丈夫」
と、アドバイスする。
だが、一之瀬は例外中の例外ww
もうすでに彼女が自分を好きだと思ってるし、
自分も大和が大好きなんだよなー。
そんな折、大和から猛男にメールが。
仕事にも慣れてきたから店に顔出してもいいよとのことだ。
早速、砂と買いに行く猛男。
しかし、店内では大和と楽しそうに話す猛男に嫉妬の視線が向けられていたw
一之瀬その人であるw
店をあとにした猛男たち。
すかさず大和にあれは友達かと確認する一之瀬w
大和はテレながら「おっきい方が彼氏です」と告白ww
これを聞いた一之瀬w何を思ったのか店を飛び出し、猛男を追いかけ
「凛子と別れてくれ!!」だってよ(((( ;゚д゚)))
いくら何でも突拍子すぎるだろwww
こいつww
てか21歳かよ(((( ;゚д゚)))
ぼくぁてっきりもっとうえのロ〇コン野郎かと思ったんだが・・・。
一之瀬は自分の方が大和にはお似合いだと。
こんなメチャクチャ言うやつに猛男はどう言い返すのかと思ったが・・・
思いのほか、言われっぱなしだったな・・・。
結局どっちが大和に相応しいのか見せ付けてやる!と言い残し一之瀬は去っていった。
なんかやだなぁ。
こんなんで人間関係崩れていくの(´・ω・`)
まぁ恋愛にはありがちな展開だろうけどさ。
なぜ猛男は言い返さなかったのか・・・
そこには理由があった、自分よりも大和に合う人間が他にもいるんじゃないか・・・
そう改めて感じていたようなのである。
その夜・・・・
砂の家には砂の姉ちゃんがやってきていた。
猛男の今の状況を話してきかせる砂。
どうも猛男は自分の事になると、一歩引いてしまうところがあるようだ。
それは子供時代からずっとそうだったようだ。
その頃・・・急に振り出してきた雨。
全く予想外の雨らしく、傘など持って行ってないと悟った猛男は、
雨の中、傘を届ける為に大和の店に走っていった。
しかし、成金一之瀬。
21歳にしてチャライ車を乗り回し、大和を家まで送っていくといい、
車に乗せた・・・。
そして、その姿を猛男は見てしまっていた。
笑顔の大和・・・雨に濡れ呆然とする猛男・・・。
こんな形で終わりにはしてほしくないんだがな・・・。
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