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【アニメ感想】フランダースの犬 第52話「天使たちの絵」【最終回】

 ■フランダースの犬
第52話「天使たちの絵」

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絶望に暮れるネロは、大雪の中、行くあてもなく彷徨っていた。

それを追ってパトラッシュも大雪の中ネロを探す。

 

パトラッシュはもう歩くだけでも辛いほど疲弊していた。

しかし、目覚めた時ネロが傍にいない不安感は、

パトラッシュにとって耐えがたいものだったに違いない。

 

そんな折、引っ越していったヌレットおばさんがクリスマスということで

村に帰ってきた!

何も知らないおばさん・・・真実を知ったらどうなってしまうのか。

 

・・・・・・

・・・

 

一方、コゼツ家では突如やってきたノエルじいさんの相手をしていた。

風車が燃えてしまった一件のことだろう。

 

おじいさんはハンスを問い詰めはじめた。

風車に火をつけたのはネロだと言いふらしているのはお前か?と

ハンスはお茶を濁そうとするが、これを一喝するノエルじいさん。

 

「バカモン!!あの風車を火事にしたのは、ハンス!お前だぞ!」

 

ノエルじいさんは火事のあとを見てきてその原因を突き止めて来た。

長い事メンテナンスを怠り、ホコリがつまり、そこに適当に油をさして

それが風車の摩擦で火をつけた。

 

管理を怠ったコゼツとハンスはノエルじいさんにこっ酷く叱られた。

特にハンスはネロに濡れ衣を着せた事で責められる。

ここぞとばかりにハンスを責めるコゼツww

 

お前がいうなww

 

アロアはもういいからと父をいさめる。

二人共ちゃんとネロに謝ってね・・・と。

 

コゼツは猛省し、今から家族一同ネロに詫びに行くことに。

 

一方ヌレットおばさんはネロの家に到着した。

しかし家の中には、ネロの姿もおじいさんの姿もなかった。

 

動揺するおばさんの前にミッシェルおじさんがやってきた。

ネロを連れに来たのだろう。

おばさんはミッシェルから全てを聞いて涙を流す。

 

ネロを探すミッシェルとヌレット一家。

そこにやってきたコゼツ家一同。

 

部屋が片づけられていることに驚くコゼツ。

まぁ出て行けっていったのはハンスの独断だろうからな・・・。

 

 

ハンスは自分が言った言葉を思い出しハッとする・・・。

手遅れだよ・・・。

そんな中、アロアがネロの手紙を発見する。

 

そこにはハンスへの謝罪の言葉が書かれていた。

家賃を払えなくてすまない・・・と。

そして、この家具はお金の足しにしてほしいと。

 

アロアの母親にはパトラッシュをよろしくお願いするという言葉。

そしてアロアにさようならと・・・記載がされていた。

涙を流すアロア。

ハンス猛省・・・。

 

さらにそこにジョルジュとポール、それとコンクールの審査員がやってきた。

審査員はネロの才能を認め、ネロを育てたいとやってきたのだ。

なんということだ・・・

何もかもが遅すぎたんだ・・・・

 

ネロが出て行ったことを知るジョルジュとポール。

コゼツは自分のせいだと猛省。

なんとかネロを見つけてほしいと皆に伝える。

 

 

ジョルジュとポールは鐘をならし、ハンスは村中の家を尋ね、人手を募った。

そして皆で雪の中、ネロを探し回った。

 

しかし、見つからないネロ。

それもそのはず・・・ネロが無意識に向かっていたのはアントワープだった。

もうすでに意識は朦朧としている・・・

 

この雪の中で靴を脱ぎ棄て、おじいさんのマフラーで作った手袋も片方放り投げた。

もう・・・精神的にもおかしくなってるのかもしれない。

まぁあまりの寒さだと、人は熱いと感じるみたいだからね。

 

雪山で遭難した人が裸で見つかるという事はよくあるらしいからな。

ネロもそういうことだろう。

 

・・・・・・

・・・

 

ネロを探すみんな・・・

ハンスなんか、ようやく自分を顧みたのか涙を流しながら謝罪の言葉を口にする。

なんでもっと早く・・・そうならなかったのか・・・

全部遅すぎたんだよ・・・。

 

涙を流していたのはハンスだけじゃない。

あんだけ責め抜いていたコゼツも涙を流す。

ジョルジュとポールも泣きながら鐘を鳴らしてた・・・

 

これは辛いな・・・

 

ネロは何かに導かれるまま、アントワープの教会へ向かっていた。

パトラッシュもまた、ネロのかすかな匂いを辿り、アントワープの街へたどり着いていた。

 

・・・・・・

・・・

 

ネロが教会につくと、そこにはルーベンスの画が。

いつもはカーテンがかけられ、大金を払わなければ見れない二枚の絵。

 

ネロは二枚の絵を見て感動に浸る。

神に感謝し、もう何も要らないと告げ、その場に倒れこむネロ。

 

そこにやってきたパトラッシュ・・・

もう力がないのか、くぅーん・・・と弱い鳴き声でネロに寄り添う。

 

「パトラッシュ・・・つかれたろう?ぼくも疲れたんだ・・・

 なんだかとても眠いんだ・・・パトラッシュ・・・」

 

そういってネロはパトラッシュの傍らで力尽きた・・・

 

この瞬間、虫の知らせか、アロアが何かを察して家を飛び出した。

雪の中を懸け、涙を流し、叫ぶアロア・・・。

見ていられない。

 

可哀想なアロア・・・可哀想なネロ・・・パトラッシュ・・・

 

その後、ネロはおじいさんやおかあさんが待つ天国へ旅立っていきました。

 

・゜・(つД`)・゜・

 

フランダースの犬はラストは有名だけど、その過程は意外と知らなかったので

今回全話見て、ほんとに可哀想だと思えた(´・ω・`)

 

もうネタにできなくなっちゃうほど不憫すぎる。。。

ネロ・・・すべてが悪い方悪い方へと転がっちゃったな・・・。

何か一つでも違ってたらこんな結末にはならなかったろうに。