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ワールドトリガー 第36話「持たざる者」

■ワールドトリガー
第36話「持たざる者」

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街の様子はかなり酷い有様だ・・・。

民間人の救出もなんとか完了し、

ボーダー本部は各自事後処理に追われていた。

 

一方修だが、どうやらボーダー本部の医療施設から近くの病院に移送されたようだ。

峠を越えたということなのだろう。

 

一安心の遊真と千佳。

遊真は千佳に修の傍にいてくれないかと頼む。

遊真くんは?と聞く千佳に「やんなきゃいけない事がある」と答える遊真。

 

 

修の容態を病院に見に行く玉狛支部の面々。

未だに集中治療室で眠る修。

だが、あと数日もあれば一般病棟に移れるそうだ。

 

 

その頃遊真は街中の瓦礫の中からレプリカを探し出そうとしていた。

 

「しらみ潰しに探すつもりか?」

「迅さん」

 

「俺の予知した流れを遡れば、レプリカがいたはずの場所をトレースできる。

 おおまかにだがな。・・・一緒にいいか?」

「うん」

 

 

修は夢を見ていた。

僕はどうしてボーダー隊員になろうと思ったんだっけ・・・。

 

 

 

雨取麟児・・・千佳の兄である彼に勉強をみてもらう修。

そんな日常から半年後・・・

 

麟児の口から千佳がネイバーを引きつける事を聞いた修。

にわかには信じがたい事だが本当らしい。

 

修はすぐにでもボーダーに保護を求めるべきだと言うが、

千佳本人はボーダーに頼りたくないという。

一人で平気だと言っているようだ。

 

 

それから数週間後・・・

麟児は修にトリガーを見せていた。

ボーダーの武器であるトリガーを取引で手に入れたと語る麟児。

 

誰と取引したのか聞く修に、麟児は

「協力者の情報は秘密だ」といい、話してはくれなかった。

 

そして麟児はこう続けた。

「今度その協力者達と一緒にネイバーのゲートの向こうを調べに行く」

「ゲートの向こう・・・」

 

「ネイバーは異次元のゲートでこっちにくる。

 じゃあ帰る時はどうするのか?

 人間をさらって帰るためのゲートがあるはずだ」

 

地図を広げる麟児。

地図には目星らしき円が書かれている。

 

「もしくはネイバーの宇宙船の入り口・・・みたいなものが・・・

 実はもう怪しい場所の目星はあらかたついてる」

「そこを潰せばネイバーが出てこなくなるかもってことですか?

 そうすれば千佳も、もう一人で逃げ回ったりしなくて済む」

 

「保証はないが、一時的にでも効果はあるかもしれない。

 まぁ。俺の留守中千佳の事は頼んだぞ」

「いや!僕も行きますよ!僕もそれに参加させてください!」

 

「バカ言うな。最悪しぬかさらわれるかだぞ。

 そうなったら親御さんに申し訳が立たない」

「それは麟児さんだって同じ・・・

 

「同じじゃないよ。ハッキリ言ってお前はこういうことに向いていない。

 本当にしぬぞ

「・・・」

 

「はぁ・・・もうちょっとよく考えろ。実行は次の土曜だ。

 それまでに覚悟が決まったら連絡くれ」

「はい・・・」

 

4月28日・・・

それが麟児さんと会う最後の日になるなんて

その時の僕は想像もしていなかった・・・。

 

・・・・・・

・・・

 

半年前

 

電話の先でそれを伝える千佳の声はふるえていた。

初めて聞く・・・声だった。

 

5月2日・・・

 

修は雨の中、千佳の家に走っていた。

千佳の家の前では警察が話をしていた。

 

「遺体が発見されていない事から連れ去られたのではないかと」

 

そう話していた。

 

「千佳!」

「修くん・・・」

 

部屋に入ると千佳は悲しそうな顔をして一人座っていた。

 

「兄さんが・・・兄さんが・・・あたしのせいで・・・」

 

千佳が泣きだした。

すると修の携帯にメールが届いた。

 

麟児からのメールだった。

 

『修、このメールは日時指定で明日つくように送っている。

 このメールが届いてるってことは俺が帰らなかったってことだ。

 騙してわるかったな。でもやっぱりお前を連れていけないよ。

 お前はマジメで正直すぎる。無理はしなくていい。

 千佳のそばにいてやってくれ』

 

千佳が泣くのを見たのは・・・あれが初めてだった。

 

結局千佳には伝えなかった。

合格したあと、告げればいいと思っていた。

母に「いってきます」をいい、

開いたドアの外には皮肉なくらい清々しい青空が広がっていた。

 

ボーダー試験・・・

筆記・基礎体力・面接・・・

修はそれなりに自身もあったのだろう。

 

そして合格発表の時。

0019番の修・・・張り出された掲示板に、自分の番号がないか探す修。

 

しかし、無情にも0019番はそこにはなかった。

 

周りにいた誰かが「楽勝だった」と告げていた声を覚えている。

 

・・・・

・・

 

修は試験結果について腑に落ちず、試験官に話を聞きに行っていた。

 

「つまり・・・えー三雲くん。君は試験の結果に不満があるということかな?」

「い、いえ・・・不満というかその、

 自分としては試験の出来がそんなに悪かったとは思えないんですが・・・」

 

試験官は合否の判断基準は目に見えるものだけではなく、

言ってしまえば、トリガーを使える才能があるかどうかだという。

 

部屋を通して修に、その素質があるかどうかを計っているという試験官。

 

 

その夜・・・修は立ち入り禁止エリアに入り、基地へと向かっていた。

無駄かもしれない事はわかっていたが、なんとかボーダーの人間に直談判できないかと考えていたようだ。

 

その時だった!

警報がなり・・・上空からトリオン兵が現れた!

逃げる修!

 

そこに現れたのが迅だった。

あっというまに敵を駆逐する迅。

 

「よう!無事か?メガネ君」

 

・・・・・・

・・・

 

病室で目を覚ました修。

 

「!・・・母さん」

 

眠る千佳の横にいたのは、修の母だった。

 

 

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