アニメ&漫画感想ブログ

アニメと漫画の感想を書いていこうと思います!

血界戦線 #11「Paint It Black」 後編

■血界戦線
#11「Paint It Black」

f:id:sarapan2014:20150501130918p:plain

■前編はこちら

 

川に落ちたウィルは病院で目を覚ました。

ベッドの横でメアリがゴロンと横になっている。

 

どうやら命に別状はないようだ。

母親は電話をしているという。

 

メアリは何故川に飛び込んだのかウィルに聞く。

ウィルはカメラを取ろうとして飛び込んだことを話した。

そして、うまくキャッチできなかった事を謝った。

 

メアリがいうにはあの三人が助けてくれたらしい。

てっきり見捨てると思ったのに、そういうところは真面目かっ!

 

ウィルは助けてくれた三人にお礼を言わないと・・・と言い出した。

それを聞いたメアリが激昂!

 

「なによ!そんな他人事みたいに!

 ウィルなんて大っ嫌い!いっつもなんにも分かってないみたいな顔して!

 カメラなんてどうでもいい!写真なんか気休めよ!!

 

 ウィルには力があるじゃない!

 超能力でもなんでも使って・・・自分の事も守ってよ!

 しんじゃったら・・・もし、本当にしんじゃってたら・・・

 ウィルがしんだら・・・やだもぉぉん・・・」

 

泣き出すメアリ。

それを見て泣き出すウィル。

 

 

 

 

・・・・・・・

・・・

 

自宅に帰ったウィル。

その夜、二人はお互いのベッドに寝そべって話をしだした。

 

「昔さぁ・・・メアリが作った泥団子を僕が壊しちゃったんだ。

 凄くよくできた団子でさ。

 君も嬉しそうで、多分僕に褒めてもらいたかったんだと思う。

 でも僕悔しくて、つい・・・壊しちゃったんだ」

 

「大人気な・・・」

 

「だから子供の頃だってば・・・。

 絶対泣くと思ったんだ。でも君はキョトンとして

 すぐにまた団子を作り始めたよ。

 

 自分がはずかしくなった。

 君に置いていかれたような気がしたし、

 あんな風に力を使ったことが怖くなった。

 

 だからその時決めたんだ。

 僕自身が強くなれるまで超能力は使わないって」

 

「じゃあ、なにが大騒ぎだったの?パパがあの時大変だったって」

「ああ。そのあと僕が泣いたから」

 

二人は笑い出した。

 

「だからさ、写真・・・気休めなんていうなよ」

「・・・」

 

「いいと思ったからあんなに撮ってるんだろ?」

「うん。でも・・・」

 

「そうだ!コレ見て!」

 

メアリの寝顔の写真を見せるウィル。

それを見て泣き出すメアリ。

 

謝るウィルに抱きつくメアリ。

 

「メアリ・・・?」

「ありがとう・・・お兄ちゃん・・・」

 

「お互い様さ・・・兄妹」

 

 

・・・・・・・

・・・・

 

その後結界の中で、絶望王に体を奪われたウィル・・・

 

・・・・

・・・・・・・

 

 

「ごめんなさい・・・レオ。

 あいつからウィルを取り戻さなきゃ・・・。

 そのためにどうしても・・・あなたが必要なの」

 

教会で金縛りにあったかのように動けないレオに。

ホワイトはメガネのようなものを装着した。

 

つけると、そのまま倒れてしまうレオ。

 

「ごめんなさい・・・あの人のいない世界で私・・・生きていられない!」

 

絶望王と共に消えるレオ。

どこか闇の中、果てない階段をレオを引きずってくだる絶望王。

 

 

行き着いた先には魔方陣・・・?

それとビデオカメラをセッティングしてある。

 

「・・・う」

 

目を覚ますレオ。

 

「よう。起きたかい?兄弟。ボチボチはじめようぜ」

 

レオの目に映るのは真っ赤な波動を放つ絶望王の姿!

 

「終わりをさ!」

 

絶望王の目・・・レオと同じ義眼・・・?

紅いけど・・・。

義眼を奪われた?

 

街を行進するハロウィンパーティ。

それを一人逆に歩いていくホワイト。

 

絶望王がなにをしているのかよくわからないけど、

床には陣が展開されている。

 

のた打ち回るレオ。

一体どういう事なのか・・

 

 

ホワイトは苦しそうな表情を浮かべ

カメラで撮った写真を見返していた。

 

するとそこにソニックが現れた。

どうやらレオを探しているようだ。

 

 

絶望王は口から血を流している・・・!

そして、心臓を押さえ苦しむホワイト。

 

絶望王のやってることがホワイトにリンクしているのか?

 

そして何処が爆発を起こした。

息も絶え絶えの絶望王。魔方陣みたいなものは消えている。

つまり何かの儀式は終わったのだろうか?

 

「お前もついてねぇーな。義眼保有者。

 面倒なもん押し付けられた挙句、幽霊にまでとりつかれてよ。

 あいつは人間じゃない。心臓代わりの結界が今のアイツを生かしてる。

 しにかけのガキを救う為、親がとった苦肉の策だ。

 

 未練だよ。オレもお前も。それで生かされてる。

 あの時絶望していたのはお前だけじゃない。

 オレも同じさ。解ってくれるだろ?メアリ・マクベス・・・

 

 目的の為に使える有効な手段があるなら、

 どんな手だろうと、使うべきだ。

 さよなら・・・マザーメアリー・・・愛してたよ」

 

ホワイトの胸に銃口を押し当て、発砲する絶望王。

 

 

そして始まった第二次崩落。

それを見つめる堕落王フェムト。

 

「さぁ第二次崩落のはじまりだ。

 よりによって今日を選ぶとは、洒落がききすぎてかえって笑えないよ。

 でも、帰り道を探すには、そこはちょっと暗すぎるんじゃない?」

 

涙を流すレオ。

 

「よぉ・・・カボチャ頭ども。楽しんでるか?イタズラは好調か?

 オレは絶望王。今日はこの日のためにとっておきのショーを用意した。

 諸君にも演者の一人として、大いに楽しんでもらいたい。

 演目は・・・そうだな。悪魔を哀れむ歌」