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【アニメ感想】アルスラーン戦記 第22章「出撃前夜」

■アルスラーン戦記
第22章「出撃前夜」

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パルス暦321年5月・・・

アルスラーン率いるパルス軍はペシャワール城塞を発ち、

王都エクバターナを奪還すべく進軍を勧めていた。

 

第一陣・・・1万騎を率いるのは、もみあげ王者ザラーヴァント、

シャプールの弟イスファーン、切れ者禿げ頭トゥースの三将。

 

・・・・

・・

 

これを迎え撃つルシタニアのギスカール。

彼の元に報告されたパルス軍の情報は、

6万の軍勢でジャスーム城を越え、大陸行路を堂々と西に進軍していると伝えられた。

 

兵の見解では3,4万が妥当とみているが、これに対しギスカールは

10万の兵で迎え撃つように命令する。

 

ギスカールは仮に6万の軍勢だった場合を考慮し、予め大軍で相手にするという。

中途半端な兵で臨めばかえって犠牲が多くなるという。

これに賛同するのは、遠征から帰ってきた銀仮面卿ヒルメス。

策士ナルサスの力を侮るなかれと言うのだ。

 

ルシタニア兵はザーブル城攻略の際にボダンを取り逃がしたことを笑うが、

ヒルメスはこれを鼻で笑った。

 

ルシタニアにとってボダンなどとるに足らんと、あえて捨て置いたというヒルメス。

ザーブル城より帰還したヒルメスの軍3万に、ルシタニア7万の兵を加え、

10万の兵で一気にアルスラーン軍を撃ち取って見せると宣言するヒルメス。

 

ギスカールは「よかろう」とヒルメスに軍の指揮を任せる事に。

だが7万の兵はあくまで貸すだけだという事を肝に命じろとギスカール。

ヒルメスはギスカールに本心は見せなかったが、その場から去ると怒りを露わにした。

 

一方、エラムとアルフリードはエクバターナに潜入し、情報収集をしていた。

酒場ではザーブル城から帰還したパルス兵が大きな顏を見せていた。

これをよく思わないルシタニア兵。

 

やはり今は互いに手を組んではいるが、あくまでも上辺だけの同盟だ。

酒場で得た情報は、

ヒルメスそして、サームとザンデが指揮を取るということ、

4、5万の軍勢を10万の兵で迎え撃つこと。

 

これらの情報をアルスラーンに届けるべく、

夜の荒野を駆け抜けるエラムとアルフリード。

 

・・・・・

・・・

 

一方、ヘルメスは地下牢へアンドラゴラスに会いに行く。

明日出陣することを報告しにきたようだ。

ヘルメスはアルスラーンがどれほどお前の命を思っているのだろうなと投げかけた。

しかし、アンドラゴラスはアルスラーンに命を繋いでもらうほど

落ちぶれてはいないという。

 

アンドラゴラスはヒルメスに何もわかっていないと言う。

パルス王家の血塗られた系譜とは?

そして予言通りとは一体どういうことなのか・・・?

 

「私に勝ったと思うなよ小僧」

 

そういって高笑いをするアンドラゴラス。

ヒルメスは悔しさをにじませ、剣に手をかけるが、何とか踏みとどまった。

次くるときはアルスラーンの首を持って来ることを約束し、

地下牢をあとにしたヒルメス。

 

・・・・・

・・・

 

一方、アルスラーンにはエラムとアルフリードの得た情報が伝えられていた。

敵将にサームがいる事を知り、複雑な心境のアルスラーン。

 

・・・

・・・・

 

その後、ダリューンに剣の稽古をつけてもらうアルスラーン。

自分自身が強くならなければ!アルスラーンはそう思っていた。

しかし、まだまだダリューンには歯が立たないアルスラーン。

 

そんな二人の稽古に目を奪われる兵たち。

アルスラーンはダリューンに頼みがあるという。

 

その頼みごととは若い兵たちに武芸を教えることだった。

手練れの兵は若い兵に弓や槍を教え、兵たちはこれを熱心に打ち込んでいた。

 

 

その夜、アルスラーンはナルサスの元を訪れ気になる事があるという。

歩兵たちは最初は戸惑いこそあれ、皆意気揚々に稽古に勤しんでいたことが気になる、

といったところですか?とナルサスはアルスラーンの疑問を見抜いてみせた。

 

これの理由の一つに彼らのほとんどが奴隷の身分だったことが上げられた。

武芸の稽古など今までやった事など無かっただろう。

アルスラーンは彼らが嫌がって参加しないのではないかと思っていたようだ。

戦は厳しいもので、今回の戦では多大な命が奪われるだろう。

 

アルスラーンは出来る事であれば、彼らに生きてほしいと願っている。

その為にも稽古に参加してもらい、少しでも力を蓄えてほしいと思ったようだ。

 

ナルサスは人は皆、自分は何者なのか?何処へ向かって進むのか、その答えを求め、

生きていくものだと考えているようだ。

奴隷だった彼らは、その気持ちを無くしてしまっているという。

 

今日稽古に参加した彼らは自ら望み、自分の意思で決めた。

それ行為自体が一人の人間として生きる事を実感できた瞬間だったという。

 

答えを得たアルスラーンは改めてナルサスに感謝を述べるのであった。

 

 

・・・・・

・・・

 

一方、エラム、アルフリード、ファランギースはギーヴの話題で盛り上がっていた。

彼が舞台にいないだけで、静けさがある・・・その存在の大きさは

失って初めてわかるようだ。

 

ファランギースはギーヴの魂はいつでもわれらと共にあると、

まるでしんだかのようにいうw

 

・・・

・・・・・

 

その頃、ルシタニアの10万の兵は聖マヌエル城へと到着していた。

どうやらここでアルスラーンを迎え撃つつもりのようだ。

この城を統治するのはバルカシオンなる武とはおおよそ関わりのないおじさん。

 

その城主に文句をつけるエトワール。

異教徒であるパルス兵が城内に入る事を快く思っていないようだ。

バルカシオンはこれもイアルダボート教の試練だと思えないか?と説き伏せる。

 

そして夜が明け・・・開戦の朝日が昇る・・・

 

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■次回

 

 

■アルスラーン戦記感想まとめ